男性型脱毛症とは、男性に最も多い脱毛症で、２０代～３０代に発生する若年性脱毛症、４０代～５０代に発生する壮年性脱毛症を合わせて男性型脱毛症と呼ばれます。
男性型脱毛症は休止期の髪が抜けるのが特徴です。正常なヘアサイクルにおける休止期ではなく、成長期が短くなり、早く退行期、休止期に入って抜け落ちることが多いようです。発毛しても細く、弱々しい毛、うぶ毛となったり、発毛しなかったりして髪がまだらになり、頭皮が露出します。その範囲が徐々に拡大し、薄毛が進行していきます。
男性型脱毛症の進行には一定のパターンがあります。前頭部の剃り込み部分から後退していく薄毛をＭ型、頭頂部から薄くなる薄毛をＯ型と呼びます。欧米人にはＭ型が多く、東洋人にはＯ型が多いようです。
男性型脱毛症は以下のプロセスで進行します。
①前頭部の生え際、側頭部の上のあたり、いわゆる剃り込み部分が後退する。
②頭頂部の後の方が円形に薄くなる。
③側頭部の切れ込みの部分と頭頂部の後の円形部分とがつながり、真ん中に島状に毛が残った状態になる。
④頭頂部の毛がほとんど無くなり、後頭部に毛を残すだけになる。
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作成日：2006年06月15日 木曜日
更新日：2006年06月20日 火曜日
